年収250万アラフォーオタクのシンプルライフ

低収入な田舎OLがお金のやりくりをしたり、黒歴史を反省したりします。

地吹雪キター!田舎事務員、冬のフル装備

こんにちわ。また懲りずに休日出勤してきました。
寒波のおかげで、うちの地方にも雪が降りました。急にどっさりと。
職場の駐車場で雪かきしました。自分の車一台停めるスペースの除雪だけで10分かかるとかもう…。
左側肩甲骨のあたりが筋肉痛です。

 

私服より暖かい事務員フル装備

私の私服の防寒性が貧弱ってのもあるんですが…。普通のジーンズ一枚なのと、極厚タイツ×冬スカート(インナーでモコモコ)の格好だと、明らかに制服の方が暖かいです。ジーンズはお尻から太ももが寒い。
しかも制服のスカートだと雪がついてもすぐ払える程度の防水性があるので、超便利です。

冬場のフル装備
・ショートブーツ(黒)
・極厚タイツ
・膝上丈のスパッツ(黒)
・ペチコート
・制服スカート
・腹巻(通年)
・ババシャツ
(ヒートテックは不要なときしか発熱しないのでやめた)
・ブラウス
・制服ベスト
・カーディガン(黒・厚手)
・ダウンジャケット(フード付き)
・防水手袋
・マスク

これだけあれば、雪はしのげます。
ダウンジャケットのフードは重要です。傘差しながら雪かきなんて面倒すぎる。
防水手袋も、車に付いた雪をさっと払うのに便利。ドアの取っ手からみっちり雪がついてたり、雪下ろし用の棒使ってもフロントガラスの下のあたりの雪ってとれないんですよね。溝に溜まっちゃって。


冬装備、実際に使ってるもの
★ペチコート…ちょっと肌寒い時期、秋~春まで3シーズン使ってます。


極厚タイツ
一番厚い奴は、インナーショップのセールで70%オフだったものなんですが、廃盤らしくもう手に入りません。なので穴が空いても繕って使ってます。あと2年はいける…!靴なんて職場で脱がねぇ!大丈夫だ!!!本当に毛布を履いているような暖かさです。

あとはオルビス厳寒期タイツなるものも買ってみたのですが、税抜き1400円の値段を考えると、思っていたよりフツー…な感じです(悪くはない)。あと、踝がダブつくのは私の美学が許せない!って方にはお勧めできません。
オルビスはこれとネイルケアプロテクターのためにわざわざハピタス経由で(1.6%ポイントバック)会員登録したんですが、それ以外使い道がありませんでした。乗り換えようかと思ってシャンプーのテスター試したら頭がかゆくなったし。コスメはもとから使ってるメーカーがあるし。

チュチュアンナで買えるタイツの方がコスパは良さそうです。3足1080円で試しに1枚買ったものを今普通に履いてるので。160デニール位あったかな、裏起毛です。
(チュチュアンナ) tutuanna (M-L)300デニール着圧発熱裏起毛タイツM-L 黒 これいいなーと思いました。来年買おう。


番外編
汗取り五本指靴下

昔はアウトレット品が安く買えたのですが、正規品の開発が終わったのか、お高くなってしまいました。
これ一枚履いているだけで、汗を吸い取ってくれてストッキングが蒸れません。
こんな布面積でマジかよと思いましたが、マジです。
ピンクはかなり白くて肌色ストッキングの上からだと白浮きするので、濃い色がオススメ。

 

帰り道は地吹雪

圧雪(あっせつ)×地吹雪 = 怖い

圧雪はブラックアイスバーンに比べて雪があると認識できるだけマシなのですが、轍ができて路面がガタガタします。
そしてパウダースノーが風に吹かれて舞う地吹雪。密度が濃くなると、5メートル先が見えません。前に車が走っていない状態で、周りは田んぼ(雪で一面の銀世界)、道路標識も雪が付着して真っ白、という状態になって、通り慣れた道ですら怖いと感じます。

死亡事故の確率は低いと思いますが、単独事故だろうと、一旦道路から落ちたら助けが来るまでそこで待ってなきゃならないってのが一番の恐怖です。精神的にかなりキます。
「もうすぐ信号があったはず…信号どこ…、あ、見えた…(ホッ)」みたいな感じで帰ってきました。

皆様もお気をつけください。

←この時期このリンク貼る人多そう

休日出勤と私

おはようございます。
昨日は1時間ほど休日出勤してきました。本当は今日行きたかったんですが、予定があったので仕方なく1日分だけ仕事を片付けてきました。

私の仕事は出荷事務みたいなものなんですが、製造ラインのデータ入力も仕事のうちでして。そのデータを入力しないと、出荷用リストを出力することができないので(所詮PC仕事だから…アナログ台帳使ってた時代の人はすごい)、朝イチの必須業務なのです。

で、今の会社は製造ラインが24時間稼動してるので、2日休みがある時は、朝の入力量が3倍になるのですね。
普段なら手伝ってもらうこともできるのですが、如何せんこの火曜日は大口の出荷があるので、助けてもらえないのが目に見えてるんです。

 

量が多くて遅くなるのは仕方ないよと言われても

時折、私の仕事の前任者に「仕事のために休日潰すなんてしなくていいよ、量が多いのは皆分かってるし、開き直ればいいよ」と言われます。言っていることは間違ってないんですけど…。
私、ヒマだから休日出勤するんです。(自由に使える時間があると言い換えてもいい)
それに、タダ働きじゃないから来てるんです。
何よりも、「開き直れない」から来てるんです。

休日出勤って言ったって、1時間~2時間半がいいところですから、割り増しが付いてももらえるのは1000~2000円程度です。
確かにこの金額のためだけに、2日あるうちの1日に職場を訪れるのは馬鹿げてると考える人もいるでしょう。(私の家が職場から近いので来やすいってのもあるけど…ただし車通勤)

 

急かされることが何よりもストレス

私が一番ストレスを感じるのは、四方八方からせっつかれることです。

こちとら、事務所内では一番身分が低くて、玄関脇のデスクだから来客宅配便には必ず応対しなければいけないし、お茶出ししに行かなきゃならないこともある。
電話応対だって事務所にかかってくる半分は私が取ってるといっても過言ではない。(私が席にいる間はお局が絶対電話とらないから。もう一人の事務員さんだけがとってくれるけど離席したりトラブったりしてる時はガン無視。前任者は一時期はとってくれたけど、もうすっかり忘れて自分の仕事に没頭)

まあ、電話はとってもその半分くらいはお局や営業への取次ぎに変わるんですけどね…ならお前ら自分でとれよと憤慨した時期もありましたが、もう諦めました。この会社まじでナンバーディスプレイ導入して欲しい…。そしたらますますお局は電話とらなくなるだろうけど…。

こんな状況で、開き直って3倍の仕事をしろって、無茶言うなよ。
私は前任者みたいに大らかな性格してないんだよ。
私のしている仕事は、運送業者も関わってくるので(もちろん1社ではない)、1時間も2時間も業者を待たせておくことはできんのです。

一時期、私が昼休み潰して頑張りすぎて、運送業者へ渡す送り状を早めに作るようになったら調子に乗られて苦労したことがありました。その時前任者に「業者なんて待たせておけばいいんだよ。お客はこっちなんだから」という助言をされて、それを実行に移そうと上司に相談したら、私が逆に怒られることになりました。ふざけんな…。
その一件で、昼休みは休めるようになって、法定内に休憩した分仕事は定時をぶっちぎって、残業代は少し増えましたが。

平日にキレそうになる位なら休日出勤なんて安いものだ

そういう事情があって、私は前任者から哀れまれてもなるべく休日出勤するようにしてます。
出来ない時はヘルプをお願いしますが、頼まなくていいならそれに越したことはないんだよなあ…1日分でも先に出荷データが出てたほうが、荷物へ貼る荷札の用意も楽だし…。

 

でも今の職場は好きよ

たまに過密すぎて「これ以上濃い仕事させるなら時給上げろ!」と心の中で毒づくことはありますが、別に今の賃金に不満は持ってないし、賞与も交通費も出るから満足してます。
首切られるまではいたいと思いますよ。人間関係のトラブルも特に無いし。私が30代なのに対して、職場のボリュームゾーンが50代前後(60歳以上の再雇用もバリバリ)なので、同世代間のわずらわしい衝突が無いのが良い。逆に若い子ばっかりの学生サークルみたいな会社だったら続かないと思います。ムリ。

応募したときは、「一年契約だったら、嫌になったら契約解除して期間内だけ我慢すれば、履歴書を傷つけずトンズラできる!行ってみっか!」程度で応募した求人だったので(ハロワの用紙には交通費の支給も未記載で、支給されないと思っていったら出たし、絵に描いた餅だと思って気にも留めてなかった賞与が本当に出た)、アタリ物件引いたなあと思ったものです。

ただ、地盤沈下して壁が床から浮いてますけどね。5~10cm位。
設計図にはないスロープがありますけどね。(地盤沈下☆)
慣れたらどうってことないさ!

久々にゲスい考察してみた

こんばんは。年始の給与を試算してみたら、手取り10万切るかもしれない恐れが出てきました。(長期休暇後のパートあるある) むしろ切ったら現職場の最安値として公開しようと思ってます。

 

foolahoo.hatenablog.jp

 昔この記事を書いたときの追記考察みたいな話です。
自分が許容範囲だと思う貧乏と、ナンチャッテ貧乏さんについての黒い思考実験です。


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 こちらに参加してから、いくつか読ませていただいた記事に対して感じたこと。
1ヶ月以上前の所感なので、今現在投稿されている記事に対しては言及しておりません。
ゲスいので、記事は畳みます。

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年末年始の家族と仕事始め(雑談)

こんばんは。
正月休みはペットロスがぶり返して抜け殻のように過ごしておりました。軽くんでました。コーヒーと酒と惰眠に溺れて、胃腸もアカン感じで荒れてました

今日は仕事始めだったんですが、鈍ったせいなのか、思ったように手が動かない。急いで作業を進めたいと思っている所に邪魔な電話が連続でかかってきて、初っ端からイライラMAXです。

あとは、村の人が朝から救急車に乗っていったり(そして押しかけて事情を聞き込む祖父の田舎クオリティ)、近くの集落で民家全焼したのが他部署の人の生家だったり(住人は無事)と、年始からトラブルを感じさせる日でした。

今年の干支の、丁酉(ひのととり)をググりましたが、相剋で波乱含みのようですね。今年ろくなことないんじゃね?
全員が全員、不幸な目にあうわけではないでしょうが、気をつけるにこしたことはないですね。

 

年末年始は家族団らん


31日は妹夫婦が来て泊まっていきました。
父の同級生が営む寿司店から人数分の寿司、スーパーのオードブルで晩餐。

妹の旦那は車の話ができるので、父と会話が弾むありがたい存在です。
私達兄弟が子供の頃の車の話や、今検討中の車の話やらしているうちに、親戚の武勇伝がポロリと飛び出します。
親戚のオッサン、昔は「族」のサブリーダー「稲妻」と呼ばれていたらしい。ひええ。DQNぶりに爆笑。

他にも納車後すぐの新車貸したらウィリーされてひっくり返って修理に1ヶ月かかったとか。うちは地味な家系ですが、親戚レベルならこういうワロスエピソードって転がってるもんなんですね…。というかバブル世代ワロス


年始は、弟夫妻。
同時期に結婚した周囲のカップルが続々とオメデタなのに、自分達はまだで嫁さんの方が「孫まだかコールにうんざりしているらしく、子供の話は禁句となりました。
お昼に折箱(料亭の仕出し弁当みたいなやつ)で、談笑。食べ終わったら帰るあっさりスタイル。
今回はやっと弟と嫁さんの出会いのきっかけは何かと言うのを聞きました。弟は家では無口で、家族全員聞かされてなかったのですね。式でもムービーの中に出会い編が無かったので謎のままだったんです。端的に言えば合コンみたいなものだったそうです。

1時間半もあったかどうかの会食ですが、毎年積み重ねていけば多少は仲良くなれるのかなあ。

 

別にいいんだけどね

無口な弟(長男)より、接客業で人当たりがよく、父と車の話が噛み合う妹旦那の方が、盆暮れの席に馴染んでて生暖かい気分になります。
弟夫妻は長居しないので、跡取りなのに婿に出したみたいだと親は寂しがっています。別に仲が悪いとかじゃなくて、都市部暮らしが長くなると田舎のめんどくさい付き合いが苦痛になるんだろうなあと私は思ってます。
オードブル出されて、ビール注ぎ注ぎ2時間トークとか辛いもんね。普通。うちはこれでも薄い方だと思ってるんですが…もっと濃いつきあいのお家もあります。(だから田舎に嫁なんて来ないんだ)

去年の盆あたり、食事が終わった後の皿洗いを手伝っていると(ゲスト含めて6人以上になるので多い)、母が
「最近ばーちゃんもめっきり手伝わなくなってなあ…お前がいてくれてよかったよ」
とか言ってきましてね…。

妹は長居はするけど片付けは皿を運ぶ位で洗わないし、弟嫁は食事が終わればすぐ帰るので、「お義母さんお手伝いしますわ」ってシチュエーションにはならないんですよねえ。(未婚の姉という私の存在が、そもそもの障害なのかもしれないが…)

 

振り返ってみると

私個人はグッダグダの何の生産性も無い(でもお金は使わずに済んだ)年末年始でしたが、家族行事をこなしただけでちょっとは有意義だった気がしました。
ブログ書く気力もなかったんですよね…とにかく寝るか、飲むか、狂ったようにコンテンツを漁るか。朝起きれば犬のことで涙。うずくまる毎日。部屋のちょっとした片づけですら億劫。

仕事が始まったら、また日常に戻れた気がします。
20代後半まではニートになりたくて仕方なかったけど、無職も楽しいのは初めの1ヶ月だけなんですよねー。2ヶ月3ヶ月と続けば、経済的な問題で発狂しそうになりますもんねー。
今は逆に仕事で生活リズム保ってるから、ないと困る存在です。
本当に、周りの人様に助けられて生きてるんだなあと思います。

そしてこの本はマジでお勧めだからまたリンク貼るよ!
夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘 (星海社新書)

仕事納めでした(雑談)

こんばんは。
本日は仕事納めでした(っていうとやたら周りからズルイって言われるんですけど、年間休日は105日のままだし、クリスマスイブも出勤したのよ!)。しかも別に予定もない。時間があっても金が無くて人混みが苦手。

年末は部屋の片付け、年始からは1ヶ月契約の有料動画配信サイト(別にエロいやつではない)でハッスルしようと思っています。月額価格で見放題って、ダラダラ契約し続けなければレンタルより手間も時間もお得じゃないですか。決してエロいやつじゃないですよ。

 

本日は軽い雑談です

前回の記事を書くのに消耗しきってしまいました。
記事を書く2時間程の間ノンストップで泣き続けて、席を立つ頃にふらついて物を倒しそうになった私です。翌朝は目蓋が腫れまくっていました。それでも、自分にとってはどこかで向かい合わないといけない心の問題だったので、ブログの記事にしたわけです。

そしたらクリスマスの朝、夢に犬が出てきてくれました。夢の中に犬がいたのでただ一言「お前がいなくなってから、ネズミが騒いでるんだ。何とかしてくれよ」と話しかけました。それだけ。それだけでも十分でした。朝から涙ボロッボロ。
そして築40年の我が家。やはり、居ます。ネズミ。

 

職場の日めくりカレンダー格言

クリスマスイブの日に「人はしばしば贋物(にせもの)の方を賞賛し、本物をあざける(イソップ)」
このチョイス好きだわ。日本のクリスマスは贋物ですからね!
ついでに仏教もギキョーの可能性があるからね!(詳しくはお経のひみつ (光文社新書) 参照)
けど、このニセモノのイベントで楽しい思い出を作ったりできるから不思議。子供時代はクリスマスプレゼント様様であったわけだし。

 

職場のゆかりちゃん(63歳)

仮名です。もちろん仮名です。
今の職場は特定の人だけ名前呼びしてたりあだ名がついてたりします。
ゆかりちゃんは加工部門の女ボスです。リンネル とか好きなようです。ぶっちゃけ私(過去記事参照)よりおしゃれです。

foolahoo.hatenablog.jp

 
健康診断の時に、総務の事務員さんがゆかりちゃんについて係の人に伝えようとしたのですが、いつも下の名前で呼んでいるせいで苗字が咄嗟に思い出せず、
「あの…ゆかりちゃんていうんですが…苗字が思い出せなくて」
「いくつくらいの方ですか?」
「63歳です!」
「はい、60歳位のゆかりさんですね(メモメモ)」
というやりとりをしたそうです。

ちなみに私が聴力検査をしている時、60過ぎた営業さんがはしゃぎ過ぎて係の人に叱られてました。
楽しい会社です。

 

ハゲの上司がハゲの業者をネタにして笑わせようとしてくる

ほぼオールハゲな上司のおじさんがいます。周囲には多少毛がありますが、ほぼツルッツルです。
そんな人が会話のはずみで私に向かって「~だね。あのハゲ。」と、ハゲてるのかどうなのか分からない業者の人の話を振ってきました。

同じ業者で別の担当の人はツルッパゲであだ名が「クリリン」なんですが、今回言われた人は帽子を被っているので、ハゲかどうかは判断できません。2度ほど帽子からのぞいた後ろ頭を観察し、ああ、ハゲてる可能性が高いなと確信しました。
そんなことよりも、上司のおじさんは私が噴出すのが見たかったんだと思いますが、ハゲかどうか分からない人をハゲのお前が言うななんて言えないじゃないですか…。引っかからないからな私は…。

ちなみにこのおじさん、外に電話をかけようとして自社の電話番号を押してしまい、机ひとつ挟んで
おじさん「もしもし」
私「はい、株式会社○○です」
おじさん「間違えました」
私「はあ…(声が近いけど何だろう?)」
みたいなやりとりをしたことがあります。周囲爆笑。おじさんの顔はパソコンの陰になって頭皮しか見えませんでしたが、赤くて茹でダコみたいで可愛かったです。

ちなみに私は健康的なハゲは好きです。叔父がハゲてるからでしょうか。
増毛育毛なんてしなくたって、短く刈り込んでればチャーミングですよ。

何でハゲが好き、みたいなオチになってしまったんだろう。
私はハゲより犬を求めていることを、ここに明言しておきます。

夜、郊外の大型商業施設に感じるアウェー感

こんばんは。世間はイルミネーションでキラキラ光ってますね。
ここで田舎の夜道の話をいたしましょう。
都会のように住宅が密集していないので、田舎の夜は暗いです。
町であっても、一軒家がほとんどなので、集合住宅のある場所と違って、暗いんです。

田舎民は、夜に爛々と光るものを見慣れていない。
私はド田舎で育ったから、深夜まで煌びやかに営業する商業施設というものは「異質」と感じられる。
現在でも私の行動範囲は、夜10時になれば大抵の店は閉まるし、しまむらや100円ショップ等も夜7時には閉まる。平日に行きたい場合は定時で上がらないとゆっくり見られない。

オシャレ空間は疲れる

先日、親の用事についていって、そのついでに郊外のショッピングモールへ行きました。
都会と変らない(と言ったら笑われるかもしれないけど)ラインナップ、流行の服やオシャレなディスプレイ、もちろんスタバも入ってる。
ああ、キレイだなあとお店のディスプレイを眺める。
暫く滞在して、いいものが無いか物色して、歩き疲れるのです。

冬物のスカートを見てみましたが、定価で買いたいほど惚れるものはありませんでした。
セール価格でも、4500円の3割引きでは、3150円(プラス税)。
あんなペラペラな生地やすぐ毛羽立ちそうな素材に、3000円は出せない。夏物なら文句なしだが、冬物ではきつい。
かろうじていいかなと思ったものは、値札を引っ張り出して確認しようとしている間に店員に声かけされて(そういう手法なのは承知)、買う気が萎えたので苦笑いして立ち去りました。値札くらい気軽に見せてほしい。あいにく私はカモではない

 

魔法が解けるのが早くなってきた

そしてしばし、煌びやかな照明やカラフルなショップが、色褪せて見える瞬間が訪れます。周りの人たちはみんな楽しそうにしているけど、私は一人で虚しさを感じ始める。
私の居場所はここではないと感じる。それは年のせいなのか、田舎に安らぎを覚えて順応してしまったからなのか。

都会に住んでた頃は、むしろこのキラキラ感に癒されていたのですが。
金欠で買い物できなくても、書店で立ち読みしてスタバへ入ってオサレ感を満喫できていました。あの頃はギリギリ20代でした。
都会はお酒も気軽に飲める(飲む金はなかったが)、田舎は飲んだら車を運転できないので飲まない生活になる。
タクシーも高いけど、代行運転はさらに高い。距離にもよりますが、3000~5000円位かかる。それでも、使う人間は使うようです。

けれど居心地のいい夢から醒めた時に待っているのは、ポツンポツンと頼りない距離で電灯が灯るだけの真っ暗な景色

 

キラキラしたショッピングモールから出て、田舎の夜道を走る侘しさ

仕事から帰る時はとても楽しい夜道なのに、親の車の後部座席から眺める夜道は、なんとなく不安を掻き立てる。
それは、私が子供の頃から感じていたものだ。大抵はお出かけや旅行の帰りで、楽しくはあっても一日中外にいれば疲れが溜まっている。田舎の夜道は暗い。だからなんとなく怖いのだ。その積み重ね積み重ね…。
そして家に着いてホッとする。家はいい。帰る場所があるって素晴らしいことだ。

後部座席、という位置も悪いのかもしれない。自分がドライバーなら、自分に主導権があるし、運転に集中するから、怖くない。
行きの後部座席は、色々な景色が見れてとても好きなのだけど。夜は真っ暗だし、疲れているし、不安。
それが嫌なら親の車に乗らなければいいのだが、自分の運転技術では都会レベルの場所へ行けないし(過去記事参照)、親と出かけたらそれはそれで、家族団らんの時間が持てるので貴重なのだ。 

foolahoo.hatenablog.jp

 

楽しい時間と夜の暗闇、私が後部座席に座っているうちは融和することは無い。
ある意味、必要な不安感なのかもしれない。日は沈むし、また昇る。そして沈む…。
繰り返せば、季節も巡る。